2024/08/23

剱岳を歩いてきた(その1)

 8月上旬、剱岳に行ってきました。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/60, ISO100
WB自然光オート(5110K)、PCソンバー70%

剱岳行きの装備

山歩き用の装備、アクセス、行動記録等はヤマレコにアップしています。

剱岳 室堂~別山~剱澤野営場~剱岳~新室堂乗越~室堂 テント泊|ヤマレコ


ヤマレコにはJPEG撮って出しの写真をアップしています。

ここではNX Studioで若干手直ししたものを載せます。

撮影関係の装備ということでは、次のような感じです。

カメラバッグに入れていたもの

  • Z6III …760g
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S …630g
  • C-PLフィルター
  • 予備バッテリー
  • レンズペン
  • レンズクリーナー
  • カメラバッグ=FOCUS L (PaagoWorks) …300g

ザックに入れていたもの

  • NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 …450g
  • ソフトフィルター
  • C-PLフィルター
  • UT-3AR(Velbon)…858g(プレートとバッグ込)

重量のあるものだけ書き込みましたが、それらの合計で約3kg。
登山においては結構な負荷です。

室堂から別山乗越へ

室堂からまずはみくりが池方面に歩きます。
みくりが池温泉手前のベンチのある所で、毎度毎度撮ってしまう構図。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/80, ISO200
WB自然光オート(6180K)、PCソンバー80%

ピクチャーコントロールはいつも「風景」にしているのですが、白っぽくなってしまうようなときは「ソンバー」が有効ですね。

この日は地獄谷の硫黄臭のする風が吹いてきて、ちょっとせき込むくらいでした。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/200, ISO200
WB自然光オート(5110K)、PC風景

この写真は彩度を落としました。その方が荒涼とした感じが出て良いかなと。

この反対側は別山から奥大日岳に至る稜線をバックに、雷鳥沢にテントがたくさん張られている様子が見えます。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/125, ISO200
WB自然光オート(5060K)、PCソンバー70%

写真下部の階段を下りてテント場を通り、左上の雲の切れ間のコル(別山乗越。剣御前小舎が写っている)まで上がっていきます。
今日目指すテント場(剱澤野営場)はその裏側に下りたところ。


これまた毎回撮ってしまう雷鳥沢にかかる浄土橋。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/200, ISO200
WB自然光オート(5110K)、PC風景(撮って出し)

雷鳥坂を上がる途中、振り返って。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/60, ISO100
WB自然光オート(5210K)、PCトイ70%

こういう青空に向かって歩くような感じ、力をもらえます。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/100, ISO200
WB自然光オート(5640K)、PC風景

トウヤクリンドウ。
ちょっとピント甘かった。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F5.6, SS1/250, ISO200
WB自然光オート(5180K)、PC風景

剣御前小舎でポカリ購入。

時間に余裕があるので剣御前に登るか、別山に登るか、迷ったけれども別山に行くことにしました。

別山乗越から別山へ

別山に行く目的としては、剱岳を撮影することです。
別山へと歩くルートは岩場が多いです。
注意して歩きながら、雲に隠れたり出たりする剱岳に「ちゃんと出てこいよ~」と心の中で呼びかけます。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F5.6, SS1/320, ISO100
WB自然光オート(5500K)、PCソンバー80%

別山に到着してからも、周囲全部真っ白になる時間があったりしてなかなか出てきませんでした。
特に、前剱が全然出てこない。
八ツ峰がはっきり見えるタイミングがあったので撮った一枚。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/60, ISO100
WB自然光オート(5110K)、PCソンバー100%

別山を下山して剱澤野営場へ

あきらめて剱澤野営場目指して下山。下山すると晴れてくるのが登山あるある。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/60, ISO100
WB自然光オート(5110K)、PCソンバー70%

テントを張って、剱澤小屋にビールを買いに行くときに撮影。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/25, ISO100
WB自然光オート(5490K)、PCソンバー80%

ビール飲みながら、夕焼けがきれいにならないかなぁと期待していましたが、地味な感じでした。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/5, ISO100
WB自然光オート(5280K)、PC風景

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/5, ISO100
WB自然光オート(6230K)、PC風景

この日はこれで撮影終了。

翌朝早く起きて、星が出ていれば撮影してから朝食をとって、4時出発の計画です。

続きます。

2024/08/16

Nikon Z6IIIを使ってみての話

 前回、結局Z6IIIを買ったという話でした。

下取に送り出すまでの数日間、Z6IIとZ6IIIと両方が手元にあったので、少し比較してみました。

Z6IIIとZ6IIとの比較

低感度でのダイナミックレンジが、Z6IIIの方が劣るという情報が出てきて、一旦予約キャンセルしたという経緯があります。

そこで、低感度でのダイナミックレンジってどう比較すればよいのか分からないけれども、晴天の白い雲を撮り比べてみました。

露出はマニュアルで、絞りF9、ISO100に固定、シャッタースピードを変化させました。
ホワイトバランスは6500K、ピクチャーコントロールはスタンダード、アクティブD-ライティングはOFFです。
手持ち撮影なので写っている範囲が少し違います。
JPEG撮って出しです。

Z6II→Z6IIIの順で写真を載せます。

まずはシャッタースピード1/500秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/500, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/500, ISO100

続いてシャッタースピードを1段落として1/250秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/250, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/250, ISO100

さらに1段落として1/125秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/125, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/125, ISO100

Z6IIの方が白っぽく、Z6IIIの方が青っぽいような感じはしますが、風景写真では全然差が分からない、と判断しました。


写真以外では差を感じました。

  • Z6IIの方が、オートフォーカスが迷うことが多かった。
    まぁ、大きな問題ではないですが。
  • Z6IIIのEVF覗いた後に、Z6IIのEVFを覗くと、画像が粗いって感じた。
    今までは十分きれいと思っていたのに。
  • ファンクションボタンのカスタムの幅が、ぐんと広がった。
    これは明確に使いやすくなりました。


風景写真以外の写真では差を感じました。
人が写っているので作例なしですみません。

  • 夜の外出時に家族の写真を撮ってみて、顔・瞳認識の向上を実感しました。
  • バスケの試合を撮影して、人にちゃんとピントを合わせて撮れることを確認しました。
    これは、Z6IIでは難しかったことなので、買い替えてよかったポイント!
  • イメージングレシピを試しつつスナップを撮るのは、当分楽しめそう。


山でも使ってみた

山でも使ってみました。

まず、Z6IIより若干大きく重くなっていますが、気になるほどのものではありませんでした。

いつもPaagoWorksのFOCUS Lでカメラを持ち歩いていますが、収納サイズや重量感など特に違いは感じません。

写真も全く問題なし。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/2500, ISO640

(曇っていたのが晴れたタイミングだったので、ISO感度高めに設定してしまっています。確認が甘い。。。)

光芒がきれいに出るのがZレンズの嬉しいところ。

一方で、センサーダストに泣くことの多いのが、Zカメラの痛いところ。
上記写真はNX Studioでセンサーダストを消しています。
Lumixマイクロフォーサーズを持って行っていたころは、今より頻繁にレンズ交換していましたけれども、センサーダストで困った記憶なんてないんですが。


星空もきれいに撮れそうです。

Nikon Z6III / Z 17-28mm/F2.8
F2.8, SS15, ISO6400

雲が出ていたのであまり撮りませんでしたが、Z6IIとは特に差はないように感じます。
ISO6400でこれだけノイズ少なく撮れるならば、少なくとも私には十分です。

12月の硫黄岳・赤岳は真っ白だった

 12月下旬、八ヶ岳の硫黄岳・赤岳を歩いてきました。 詳しい山行記録は、ヤマレコ「 強風の硫黄岳と赤岳 赤岳鉱泉宿泊 」をご参照ください。 冬季アクセスに際しては、スタッドレスはもちろん、チェーンも準備していきましょう。 歩くに際しては、積雪期装備はもちろん、ある程度の経験を積ん...