2024/08/16

Nikon Z6IIIを使ってみての話

 前回、結局Z6IIIを買ったという話でした。

下取に送り出すまでの数日間、Z6IIとZ6IIIと両方が手元にあったので、少し比較してみました。

Z6IIIとZ6IIとの比較

低感度でのダイナミックレンジが、Z6IIIの方が劣るという情報が出てきて、一旦予約キャンセルしたという経緯があります。

そこで、低感度でのダイナミックレンジってどう比較すればよいのか分からないけれども、晴天の白い雲を撮り比べてみました。

露出はマニュアルで、絞りF9、ISO100に固定、シャッタースピードを変化させました。
ホワイトバランスは6500K、ピクチャーコントロールはスタンダード、アクティブD-ライティングはOFFです。
手持ち撮影なので写っている範囲が少し違います。
JPEG撮って出しです。

Z6II→Z6IIIの順で写真を載せます。

まずはシャッタースピード1/500秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/500, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/500, ISO100

続いてシャッタースピードを1段落として1/250秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/250, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/250, ISO100

さらに1段落として1/125秒。

Nikon Z6II / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/125, ISO100

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F9, SS1/125, ISO100

Z6IIの方が白っぽく、Z6IIIの方が青っぽいような感じはしますが、風景写真では全然差が分からない、と判断しました。


写真以外では差を感じました。

  • Z6IIの方が、オートフォーカスが迷うことが多かった。
    まぁ、大きな問題ではないですが。
  • Z6IIIのEVF覗いた後に、Z6IIのEVFを覗くと、画像が粗いって感じた。
    今までは十分きれいと思っていたのに。
  • ファンクションボタンのカスタムの幅が、ぐんと広がった。
    これは明確に使いやすくなりました。


風景写真以外の写真では差を感じました。
人が写っているので作例なしですみません。

  • 夜の外出時に家族の写真を撮ってみて、顔・瞳認識の向上を実感しました。
  • バスケの試合を撮影して、人にちゃんとピントを合わせて撮れることを確認しました。
    これは、Z6IIでは難しかったことなので、買い替えてよかったポイント!
  • イメージングレシピを試しつつスナップを撮るのは、当分楽しめそう。


山でも使ってみた

山でも使ってみました。

まず、Z6IIより若干大きく重くなっていますが、気になるほどのものではありませんでした。

いつもPaagoWorksのFOCUS Lでカメラを持ち歩いていますが、収納サイズや重量感など特に違いは感じません。

写真も全く問題なし。

Nikon Z6III / Z 24-120mm/F4
F11, SS1/2500, ISO640

(曇っていたのが晴れたタイミングだったので、ISO感度高めに設定してしまっています。確認が甘い。。。)

光芒がきれいに出るのがZレンズの嬉しいところ。

一方で、センサーダストに泣くことの多いのが、Zカメラの痛いところ。
上記写真はNX Studioでセンサーダストを消しています。
Lumixマイクロフォーサーズを持って行っていたころは、今より頻繁にレンズ交換していましたけれども、センサーダストで困った記憶なんてないんですが。


星空もきれいに撮れそうです。

Nikon Z6III / Z 17-28mm/F2.8
F2.8, SS15, ISO6400

雲が出ていたのであまり撮りませんでしたが、Z6IIとは特に差はないように感じます。
ISO6400でこれだけノイズ少なく撮れるならば、少なくとも私には十分です。

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