2024/06/22

LUMIX G9を振り返る

 LUMIX G8を購入したのが2017年1月。

その1年後、LUMIX G9が発売されました。

店頭で触ってみて、EVFがきれいで、ホワイトバランス用のボタンが設けられているなど各種調整がやりやすいことから、撮って出しできれいな写真を撮りやすいと感じました。

また、手ブレ補正が6.5段と強いことから沢や滝の写真も撮りやすいだろうし、有効画素数がG8の1600万画素から2033万画素に増すのも魅力的でした。

しかし、当時の私としては20万円超のカメラは高い!と思いました。
あと、山歩きがメインなのでデカくて重いことに抵抗感がありました。

どうしようかなと葛藤しているうちに価格が下がってきて、2020年3月に購入。

LUMIX DC-G9

パナソニックさんのサイトからお借りしました
https://panasonic.jp/dc/p-db/DC-G9.html

2018年1月発売
2033万画素
ISO100~25600
EVF   368万ドット相当有機EL、視野率100%、約0.83倍(35mm判換算)
背面液晶 3.0型液晶、約104万ドット
658g(メモリーカード、バッテリー含む)

LUMIX G9を買うちょっと前に、LUMIX GX 12-35mm/F2.8を下取りに出して、LEICA 12-60mm/F2.8-4.0を購入していました。
以前に不満を書きはしましたが、これがダントツで一番持ち出したレンズです。


LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

焦点距離   12-60mm(35㎜判換算24-120mm)
開放絞り   F2.8-4.0
最短撮影距離 ワイド端0.20m/テレ端0.24m
320g

LUMIX G9購入がコロナ禍に入るタイミングだったので、せっかく買ったのにしばらくは撮影する機会がありませんでした。

最初に持ち出したのが6月の釈迦ヶ岳(大峰山脈)でしたが、霧がかかっていました。
鹿が数頭現れてくれたのが救い。

このレンズのメリットの一つ、焦点距離60mm(35㎜判換算120mm)までズームして撮影しました。

釈迦ヶ岳の鹿
LUMIX G9 / 
LEICA 12-60mm/F2.8-4.0
F5.6, SS1/125, ISO640

もう一つのメリットは、最大撮影倍率0.3倍(35㎜判換算0.6倍)まで寄れることです。

八ヶ岳のコマクサ
LUMIX G9 / 
LEICA 12-60mm/F2.8-4.0
F6.3, SS1/320, ISO200


LUMIX G9の手ブレ補正を活かして、沢の撮影。

蝶ヶ岳登山道の沢
LUMIX G9 / 
LEICA 12-60mm/F2.8-4.0
F7.1, SS1/8, ISO200

SS1/8は確実、1/4もがんばれば行ける、という感覚でいました。


高感度耐性が改善されていたので、星景写真にも何度かトライしました。

笠ヶ岳
LUMIX G9 / 
LEICA 12-60mm/F2.8-4.0
F2.8, SS20, ISO3200

マイクロフォーサーズでもこれだけ星景が撮れるんだと嬉しくなりました。
ただ、現像は結構頑張ることになります。


さて、山歩きの際に、もっと広角のレンズも持ち歩きたいとずっと思っていました。

しかし、以前紹介したLEICA 8-18mm/F2.8-4.0は、マイクロフォーサーズにしてはでかいレンズなので、2本目として山に持って行く気にはならない。

そこに↓のレンズが出て、購入即決でした。

LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.

焦点距離   9mm(35㎜判換算18mm)
開放絞り   F1.7
最短撮影距離 0.095m
130g

LEICA 9mmは、待望のスペック。
広角、寄れる、軽い!

キノコをこんな風に見上げて撮ることができます。

タマゴタケ
LUMIX G9 / 
LEICA 9mm/F1.7
F5.6, SS1/60, ISO1600

桧塚奥峰
LUMIX G9 / 
LEICA 9mm/F1.7
F5.6, SS1/160, ISO200

この写真はとても気に入っているんですが、LUMIX G9の次のカメラを探すきっかけにもなりました。

細かな枝の描写がもやっとしていて、描き切れていないな、と。

また、岩肌が少し白飛びしているのも気になります。

描写力とダイナミックレンジとを欲しいとなったらフルサイズなのかなぁと探し出しました。


LUMIX G9は大きいので、カメラ本体のサイズだけみればフルサイズへの抵抗感は薄れていました。

ただ、レンズのサイズ・重量がだいぶ変わってしまいます。
フルサイズのレンズはでかい。

それに、LEICA 9mm/F1.7ほど小さくて寄れてオートフォーカスで使える広角レンズというのは、他にありません。


そんなわけでしばらくはLUMIX G9を使い続けたのですが、下の写真の、緑の部分のもやもやとした描写への不満が決定的となり、フルサイズ導入を決意しました。

鹿島槍ヶ岳とキレット小屋
LUMIX G9 / 
LEICA 12-60mm/F2.8-4.0
F10, SS1/60, ISO200


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